どうも。メルカリで不用品を売って小銭を稼いでいるMahhyです。
不用品と言えば、我が家にはもう何年も乗っていない妻のクロスバイクがありました。
この度思い切って、買い取り専門業者に売却し、ちょっとしたお小遣いをゲットしました。
家に置いてあるクロスバイク、乗らなくなっても思い入れがあるから手放しにくいものですよね。
わたしの妻も「またいつか乗るから」と言い続けて、何年も経ってしまいました。
でも、いつ来るか分からない「いつか」のために、広くもない家の貴重なスペースを使い続けるのって、もったいない気がしませんか?
広いガレージでもあるなら別ですが。
当然バイクは、後になればなるほど価値は下がっていきます。
それに、乗らなくたってメンテナンスをしなければ、ほこりもたまるしサビも出ます。
ですから思い立った時に売ってしまって、また本当に乗れる状況になったらその時最新型を買う方が絶対得策です!
でも、いざ乗らなくなった自転車を売ろうとすると、一体全体どこに依頼したらいいのか分かりませんよね?
わたしも迷いました。
というわけで、専門業者に問い合わせをし、仮査定をしてもらうところから、実際に現金化にいたるまでの一部始終を公開します!
玄関を占領していた妻のクロスバイク
わたしのトライアスロンもこの一台から
我が家には2台のスポーツバイクがありました(すでに過去形)。
ひとつはわたしのロードバイク(コラテック)。
そしてもうひとつの妻のクロスバイクでビアンキのローマ2です。
実は、バイクを購入したのは妻の方が先でした。
かれこれ8年前の話です。
ある日、妻が急にダイエットのために自転車に乗りたいと言い出したのです。
それから自分でせっせと調べて、「ビアンキの色(チェレステカラー)が好み!」と言って、お店を見て回り、ついに購入したのビアンキのローマ2だったのです。
思えばこれがすべての始まりでした(おおげさ)。
というのも、それまでわたし自身は趣味でランニングをするのみで、自転車には特に興味がなく、もちろんトライアスロンなんてやろうとも思っていませんでした。
でも、妻の付き添いでいろいろスポーツバイクのショップをのぞいている内に、「かっこいいかも…」「自分も一台欲しいかも…」と思うようになり、安いのでいいから自分も買おうと決めたのです。
ちょうど『ターザン』でバイクがランニングのクロストレーニングになる的な内容を読んで、そしてちょうど自分が走り過ぎて脚を少し痛めていた、というのもありました。
それから、晴れて妻はクロスバイクを、わたしはエントリーモデルのロードバイクを購入。
さらにわたしは、ランとバイクができるなら、あとは泳げればトライアスロンもできちゃうな、と気づいてしまい、あれよあれよとトライアスロンの世界に踏み込んでいったというわけです。
すべてのきっかけとなったのが妻のクロスバイク購入だったと言っても過言ではありませんよね?
子供が生まれ決定的となったバイク離れ
そんな思い出深いビアンキですが、購入から2年目ぐらいまでは一緒に荒川をサイクリングなどしたものの、思ったよりやせない、向かい風だとしんどい(笑)、などの理由で妻はだんだん乗らなくなり、いつしか玄関に取り付けたミノウラのバイクタワーに掛かったままの状態になっていました。
(縦に2台バイクが掛けられるのでこのバイクタワーにしましたが、わたしのバイクはその後ローラー台にほぼ備え付けとなりました)
MINOURA(ミノウラ) バイクタワー20 BT20 シルバー
マンションの狭い玄関なので、いつも頭をぶつけそうで、単なるやっかいものとなったかわいそうなビアンキ。
でも「これ乗らなくなったから売った方がいいんじゃない?」と提案しても、思い入れが強いだけに「またいつか乗るの!」と妻は反発し、何度か却下されていました。
そうして月日は流れ、ありがたいことに子供が生まれたことで、妻はさらに乗れる状況ではなくなってきました(「子供ができたのにお前は相変わらず乗ってるじゃないか!奥さんだけに我慢させるな!」とお叱りを受けそうですが、待ってください!わたしだって妻が乗りたいと言えば、もちろんいくらでも協力しますよ。子供ができて乗らなくなったのではなく、乗らなくなって何年もしてから子供ができたということだけわかってください…)。
子供が手を離れて、時間に余裕ができて、またのんびりサイクリングを楽しめるようになるのって何年後でしょうか?
それまで、ずっとずっとずーーーーーーーーっと玄関を占領され続けるのって、どう考えてもむなしい気がして、懲りずにまた提案してみました。「やっぱりビアンキ売らない?もちろん嫌ならいいけど」と。
すると以前と状況が変わったからか、妻も今度はすんなり了承してくれました。ほっ。
バイチャリとサイクルパラダイス、どちらにする?
2社に仮査定を申し込む
さて、そうなるとどこへ頼むか、です。
検索すると色々出てきて迷いますね。
そこで、条件を埼玉への無料出張買い取りを行っているところと決めました。
その中で、ネット上で評判がよかったサイクルパラダイスとバイチャリの2社にとりあえず連絡を取ることにしました。
いずれも専用サイトにアクセスすると、簡単な情報を入力するだけで査定金額を知らせてもらえるようになっていました。
〔メーカー〕ビアンキ
〔モデル〕ローマ2
〔購入年〕2010年
という具合に入力していき、あとは連絡先を入れておしまい。
2社ともすぐにメールで連絡してきてくれました。
バイチャリは仮査定10000円。
サイクルパラダイスは仮査定14000円。
結構開きが出てびっくりしました。
思ったより悪くない金額が出てきましたが、まだまだ仮査定。油断は禁物です。
バイチャリは、ホームページを見ると色々買取金額アップチャンスがあるとうたっています。
☆ダブルダイスキャンペーン実施中☆
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下取り、学生さん、女性、シニア様だと
さらに買取金額アップ!!
我が家は「女性の場合、金額6%アップ」に該当しましたが、それでも10600円。全然サイクルパラダイスに追い付きません。
結局シンプルに仮査定の高い方に決める
バイチャリからのメールには、バイクのサイズや購入書類の有無によって金額の変更がありますということだったので、保証書や説明書などがあるか確認しました。
几帳面な妻は全部きちんと保管していました。えらいな。
で、あらためてバイチャリに書類一式残っていること、それから詳しいフレームサイズなども伝えましたが、特に仮査定の金額は変わらないとの答えがきました。
しかし、バイチャリは最高買取額保証をうたっていたので、再度メールで他社で仮査定14000円だったと伝えてみました。
が、仮査定は対象にならないという返答でした。
ま、そうだろうなと思いながら一応聞いただけなのでいいのですが。
でも、この制度よくわかりません。
だって仮査定じゃだめだということは、実際に他社に買取願いを出して実物を見にきてもらい、正式な査定金額を提示してもらう必要があるということですよね。
そして査定金額を証明する書類を受け取った上で、その業者さんにはお引き取り願って(気まずいわ)、再度バイチャリに来てもらい、正式な査定をしてもらう。
そしてその金額が他社に出してもらった金額より低かった場合に、事前に受け取っておいた他社の査定金額証明書を見せると、その金額までは保証してもらえるということですよね?
めちゃめちゃめんどくさくないですか?
とても現実的ではないんですけど、なんかわたしの理解が間違ってるのでしょうか?
ちゃんとメールで問い合わせて確認したのですが。
まぁ、そんなわけであれこれ付加特典を言っているバイチャリよりも、結局サイクルパラダイスの方がどうあっても仮査定金額が高いので、そこからはサイクルパラダイスに絞って連絡を取ることに決めました。
家電を買う時でも、いろいろお店によってポイントアップだなんだと言いますが、結局現金価格が一番安いところで買う、というのが鉄則ですからね。売る時も同じかな、と(考えるのがめんどくさくなったのが一番)。
サイクルパラダイス、売却までの流れ
出張買取の日程を決める
あらためてサイクルパラダイスに、出張買取の依頼メールを出します。
バイクの所有者は妻なので妻の予定も確認し(結果的には、特に妻がいる必要はなかったのですが)、わたしも平日は仕事なので週末を指定しました。
すぐにサイクルパラダイスから、この日時でどうですか、という内容のメールがきたので、その日で確定。
ついでに、査定金額に納得できなければ売却をやめることもあります、と釘を刺しておく小心者のわたし…。
サイクルパラダイスからは、買い取りのキャンセルももちろんOKですとの返事。
ただ、仮査定を上回る額を提示した時はキャンセルのないようにお願いします、とのことでした。
それから下記のものを用意しておいてください、とありました。
(1)「販売証明書」、「保証書」、「防犯登録証控え」など自転車の購入証明になる書類原本いずれか
(2)運転免許証、パスポートなど顔写真がついた本人確認書類(これは提示するだけ)
防犯登録を解除しておく
さて、出張買い取りの日時が決まったところで、それまでにやっておくことがありました。
それは防犯登録の解除です。
どんな自転車でも買った時に防犯登録がされます。フレームのどこかに登録番号のシールが貼られていますよね?
この登録が残っていると、所有者はあくまで妻のままなので、次の所有者があらたに防犯登録をすることができません(二重登録はできない)。
大抵の人はそのまま売却して、きっと買取業者の方で抹消手続きなりをするのだと想像できますが(本当は所有者本人でないとできないはずなので、この点はナゾ)、万が一でも妻の情報を残したまま他人に渡るのは気持ちが悪いので、きちんと登録を解除しておくことにしました。
まぁ、調べると防犯登録自体、満8年で自動的に解除されるということでしたが、妻のビアンキはあと半年ほどかかる微妙なところでした。
売却をあと半年待つのもあほらしいので、さっさと登録解除することに。
防犯登録の解除の仕方は自治体によって微妙に違うのかもしれませんが、埼玉県は購入したショップ、もしくは交番でやってもらえます。
購入店は少し遠いところだったので、最寄りの交番にバイクを持って行きました。
所有者本人が手続きを行う必要があるので、妻と一緒に。
妻は何年振りかでビアンキに触れて、なんだかしみじみしていました。
交番で、自転車を売却するので防犯登録を解除したい旨をつげると、紙っぺら一枚を渡され、それに妻が必要事項を記入。はい終了。
えらい簡単でした。
厳密には、その書類が交番から本署に送られて、そこで受理されて本当に登録が抹消されるということでした(1週間程度見ておけばいいとのこと)。
心を込めて最後の洗車
さぁ、最後にやること、それは洗車です。
買い取り金額が変わるかどうかは分かりませんが、ほこりがたまってチェーンもベタベタの状態では印象が悪いですからね。
それより何より、もうお別れするバイクに感謝の意味を込めてきれいにしてあげたいじゃないですか。
新しい扉を開けてくれてありがとう。
あまり乗ってやれなくてごめんな。
次の人にたくさん乗ってもらえるといいな。
そんなことを思いながら、フレームからチェーンからホイールまでピカピカに。
ちなみにワコーズのマルチフォームクリーナーとチェーンクリーナーを買ってから、えらい洗車が楽になりました。オススメです。
最後にきちんとチェーンに注油して終了です。
出張買取当日
さて、出張買取当日となりました。
わたしには一抹の不安が。
それは仮査定では気前のいい数字を出しておいて、いざ買取の段階になって、「ここが傷んでる」とか「ここも汚れてる」とか何とか言ってどんどん査定金額を落としていくのでは?という不安です。
「せっかく来てもらったのに追い返すのはかわいそう」という心情を利用する悪どい手段です。
なので、バイチャリが仮査定で出した10000円より下げるようだったら、心を鬼にしてお引き取り願おう。そう心に決めて待ち受けました。
時間通りにやってきたのは、若い男性スタッフ。
「じゃ拝見しますね」と言って、手慣れた様子でビアンキを持ったり、ひっくり返したり。
ネジの締まり具合やガタつきの有無、変則の具合などまで細かくチェックしていました。
で、「記録のために写真撮らせてください」とパシャパシャ。
フレームのキズがついている箇所などを重点的に撮っていました。
説明書など書類一式も渡し、しばらく待っていると
「査定終了しました。フレームのここに目立つキズがあるので1000円マイナスの13000円でいかがでしょう?」
とのこと。
あ、そんなに高く買ってくれるの?
言われたキズは、トップチューブの目立つ位置についていて(いつの間にか)、わたしも気になっていました。
多分このせいでだいぶ下げられるんだろうな、と身構えていただけに、1000円ダウンで済んでラッキー!という感じ。
一応、所有者の妻にも了解を得た上でその金額で売却を決定!
その場で現金13000円を受け取りました。
仮査定とたいして変わらない金額での買取なので、とても良心的だなと感じました。
ついでにバイクグッズの買取金額を聞いてみる
さて、せっかく来てもらったので、バイク売却にともなって不必要になる妻のバイクグッズも買い取ってもらえるか相談してみました。
カブトのヘルメット>0円(耐用年数を超えているので買取不可とのこと)
トピークのサドルバッグ>300円
ミノウラのバイクタワー>1000円
以上です。
ヘルメットは仕方ありませんね。
安全性が確保できないということですから、もう捨てるしかないでしょう。
サドルバッグは、まだメルカリで売った方が高く売れそうな気がしたので、売るのはやめときました(その後無事にメルカリで売れました)。
バイクタワーは処分するとなると大変なので買い取ってもらうのがいいかな、と思ったのですが、現在いろいろなものをちょっと引っ掛けるのに使っていたので、これも保留。
結局、クロスバイクだけ引き取ってもらいました。
30分もかからずに全てが終わりました。
今まで玄関で靴を履くときにいつも頭の位置にあったビアンキがいなくなり、とてもスッキリしましたが、少しさびしくも感じます。
さらば、ビアンキよ…。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
思ったよりは簡単に終わったバイクの売却でした。
ポイントは、ある程度で見切りをつけることですね。
そりゃ1円でも高く売りたい!と欲張るなら、もっと何社からも査定してもらったり、それぞれの査定金額をもとに値上げ交渉をしたりすべきでしょうが、まぁその労力に見合うだけの金額アップがあるかは分かりません。
今回のように2社に聞いてみる程度で、あとは悪くない金額ならそれでよしとする、ぐらいの気持ちの方がいいでしょう。
サイクルパラダイスはオススメです。
ちなみにバイクと引き換えに受け取った13000円ですが、わたしは手間賃として3000円だけもらい、あとは妻に進呈しました。
妻のバイクですからね。
妻は早速そのお金でマッサージに行っていました。うーん、めでたしめでたし。
私、AmazonのKindle書籍として
『アラフォーからのトライアスロン』を出版しました!
内容を一言で言うと、館山トライアスロン挑戦記です。
読み終わったら、あなたは必ずトライアスロンをやりたくなる!!
というわけで、ぜひ試し読みしてみてくださいね。
追記:Kindle Unlimitedなら読み放題で読めます。