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プールの後のとまらない鼻水、簡単対策【それって塩素アレルギーかも】

プールの後、いちにち鼻水がとまらなくなることってありませんか?

これ、ピンとこない人にはどうでもいい話だと思いますが、悩んでる人も少なからずいると思うので、簡単な対策方法をご紹介します。

泳いだ後に鼻水ズビズビ、その理由は?

トライアスロンをやる上でスイムが大の苦手な私です。
スイムを一番練習しないといけないのですが、ひとつ悩みが。

それは、泳ぎ終わった後の鼻水!

練習は朝スイムがほとんどなのですが、そうすると日中すくなくとも午前いっぱいは鼻がたれて仕方ありません。
明らかな鼻声で、鼻水をしょっちゅう噛んでいると、職場でも「風邪?」といわれたり。

30代になって泳ぎ始めてから、この症状に悩まされ、最初は「息継ぎとかが下手だから、水が鼻に入りまくっているんだな」と考えていました。今思えば初々しい勘違い。
本当にこんなに出るほど、水を吸い込んでたら苦しくて仕方ありませんよね。

で、調べるとどうやら原因はプールの塩素!

いわゆるひとつの塩素アレルギー!

鼻から入ったプールの水(結局入ってはいるんですね…)に含まれる消毒のための塩素に、体が過剰に反応してしまって、引き起こされる症状のようです。
人によっては、皮膚についた塩素で肌荒れがひどくなったり、プールの水面で揮発する塩素ガスを吸ってのどがかゆくなったり、症状の出方はいろいろのようです。

私自身、鼻水の症状がひどい時と、ほとんど気にならない時があります。
その日の体調とか、プールの塩素濃度の違いとか、が色々影響しているのかと。
一時期あまり鼻水が出なくなってきたので、「あれ?体が慣れたのかな?」と安心したのですが、このところまた症状が再発。
さらに、前は午前中我慢すればおさまっていたものが、何となく夜まで鼻のムズムズやくしゃみ、鼻水、鼻づまりが残るようになってきて、ひじょーーにわずらわしい!!

というわけで、今までは我慢していましたが、本腰据えて対策を練ることに。

塩素アレルギー、その対策は3つ

ネットで調べていると、塩素アレルギーの対策は大きく分けて3つあるようです。

[その1]投薬

アレルギー症状をおさえる点鼻薬などを、泳ぐ前に使うという手があるようです。
市販の点鼻薬、耳鼻科でもらった点鼻薬、どちらの場合も。
これで症状が出なくなったという人もいれば、効果は薄かったという人も。
私としては、これは除外したいところ。
一回や二回の話ではなく、一年を通して日常的にプールにはいきますので、そのたびに薬を買っていたらお金がかかって仕方ないですし、薬がないと生きられない体になるのも嫌ですし。

[その2]鼻うがい

鼻の中に入った塩素を物理的に洗い流すという方法ですね。
泳ぎ終わった後すぐに、鼻から水を入れて口から出すという鼻うがいをすればいいよ、という話。
慣れるまで少し練習が必要なようです。

これ、ちょっといいかなと思ったんです。
花粉の時期にも使えますし、風邪対策にもなるようですし、鼻うがいをマスターしておくのは役に立つかも、と。
インドで片方の鼻の穴から入れた水を逆の穴から出す映像も見たことありますが、そういう伝統的な健康法でもあるのかな。

しかし、具体的に調べを進めると…。

まず水道水でやるのは絶対だめだとのこと。
これは普通の水だと、体内と浸透圧が違うので鼻がツーンと痛むから、生理食塩水にしなくてはいけないそうです。

0.9パーセントの食塩水を作るためには1リットルの水に9グラムの食塩をとかして…
(やばい、この時点ですでにめんどくさい)
その前に水道水には有害物質、微生物がいるので煮沸して…
(めんどくさい)
煮沸直後はトリハロメタンが発生するので数時間おいて…
(なんか話がややこしくなってきたぞ)
作り置きはできないので、その都度生理食塩水は作らなくてはいけなくて…
(……)
プールには専用の容器に入れてもっていくが、容器も定期的に殺菌消毒しなくてはいけなくて…
(……)

以上のことをしないと、本来水を吸う器官ではない鼻から有害物質が入って、最悪死にます、と。
そんなあなたには、有害物質の除去に加えてプラスの気を水にこめることができる特別な浄水器がこちらに…。
と、調べるとどんどん怪しい方向に話が進み、スピリチュアルな領域につっこみ始めたので、緊急脱出!!

ふぅ、危なかったぜ。
そうでなくても、なんにせよ非常にめんどくさいことがよく分かりました。
これ続けられる?と自問しましたが、はい無理!
というわけで、この案もぼつ。

ちなみに、鼻うがいはだめでも、と、泳ぎ終わった後に水道水で鼻の入り口付近だけ念入りに洗ってみましたが(軽く鼻から吸って出す)、効果はなく、その日も鼻水ズビズビでした…。
やはりやるならちゃんとやらないと意味がないようです。

[その3]鼻栓

鼻うがい以上に直接的な方法ですね。
はなから鼻に(ダジャレじゃないですよ)水を入れなきゃいいじゃん、ということです。

スイム用の鼻栓て調べるとちゃんとあるんですね。

 

さて、これの問題点を挙げてみると、

(1)見た目がちょっと面白い
(2)鼻から息が吐けない

この2点ですかね。

まず(1)見た目がちょっと面白い、ですが、まぁそのまんまの意味です。
プールで見かけないですしね。
シンクロの選手が鼻栓つけてますが、ちょっと顔だけ見るとお間抜けな気がしてしまうのは私だけしょうか。
ということで、少し気おくれ。

それより問題は(2)鼻から息が吐けない、です。
私、水中では鼻から軽く空気を逃がしながら泳いで、息継ぎで口から吸うという泳ぎ方です。
鼻で吐いて口で吸う、これが一般的なやり方なんですよね?
鼻栓をすると、吐くのも吸うのも口ひとつでやらないといけないので、本番とは違う呼吸法を身に付けてしまうのでは、というのが気になる点です。
鼻から吐くことで無駄な力が抜けて泳げるというのも、ありますし。

しかし、鼻うがいをぼつにした以上、わたしにはこれしかありません。
ものは試しとスポーツショップに行って、鼻栓をひとつ買ってみました。




鼻栓してのスイム、その結果は?

早速つぎのプールで使ってみました。
結論から言うと、

鼻栓、効果ばつぐん!!

全然鼻水が出ません。おどろくほど鼻すーすーでした。

気になっていた見た目問題は、気にしないことに。
私もそうですが、泳いでいる時に人の顔なんてじっくり見ちゃいません。
で、見たところで別に気にならないかな、と。
ただ自分が自意識過剰だっただけですね。
どちらかというと、心拍数はかるベルトを胸につける方が見た目のハードルは高い気が…。

次に口呼吸問題ですが、最初はとまどいました。
口のみなので、うまく空気の入れ換えができず、圧がかかって苦しい感じがしました。
レスト時にも口呼吸のみなので、なかなか息が整わずいつもよりきつく感じました。

ただ、これも慣れの問題のようで二回目からはあまり気にならなくなってきました。
水中でも口でしっかり吐いて、顔をあげた時に吐ききって吸う、というのがだんだん身についてきました。

なんにせよ、泳ぎ終わった後に一日鼻水に悩まされることがなくなったので、もう鼻栓ははなせんです(いや、ダジャレじゃなくて…)。
同じような悩みの人は、高いものでもないので一度お試しを。

 

ABOUT ME
mahhy
ヒツジ年生まれのアラフォーサラリーマン。仕事に励みつつ、余暇をこよなく愛する。トライアスロンから子育てまで、やりたいことが山積みだ。
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