ウェットスーツも持ってないし…。
近場のプールで行われている大会があるといいんだけど、そんな大会あるのかな。
どうもMahhyです。トライアスロンデビューを考えている人に向けて、その記念すべき一歩をスムーズに踏み出すための記事を書きました。
目次
「トライアスロンやってみたい!」その気持ちが大事[大会デビューのすすめ]
「トライアスロンって何かかっこいいな」
「トライアスロン自分もやってみたい!」
そう思ったら、ぜひ一歩踏み出してみましょう。
トライアスロンをやるメリットは山のようにあります。
思いつくままに、ざっと挙げてみると、
・時間の使い方が格段にうまくなる。
・レース目的でいろんなところに旅行できる。
・チームに入れば仕事以外の仲間ができる。
・「トライアスロンをやっている」と言うと、周りの人に一目おかれる。
トライアスロンってきつそうだし、お金もかかりそう、と思って二の足を踏む気持ちも分かります。わたしもそう思ってました。
完全に否定はしません。もちろんそういう部分もあります。きつくないとは言いませんし、お金がかからないとも言いません。
でも、自分にあったレベルの大会をうまく選べば、ほどよく苦しみながら(笑)楽しくレースができるんです。
道具だっていきなり全部そろえる必要はありません。
この後くわしく紹介する初心者向けの大会なら、最低限の装備でトライアスロンを楽しむことが可能です。
実はトライアスロンは、思ったほどハードルが高くありません。
この記事にたどりついたということは、一歩踏み出すもう寸前まできてるということですよね。
まずは「やってみたい!」というその気持ちに素直に従ってみましょう。
初心者にはプールでトライアスロンデビューをオススメする理由[最初のハードルは極力下げよう]
「じゃあトライアスロンいっちょやってみるか!」と思った人にオススメしたいのが、まずプールで行われる短い距離の大会にエントリーしてみることです。
トライアスロンのハードルの高さは、その大部分が「海で泳げるか自信がない」という不安につきます。
だから、足の着く安全なプールでトライアスロンデビューをはたすと、次へのステップアップの難易度がぐっと下がるんです。
「トライアスロンをやってます」と人に言った時に、自分が思っている以上に驚かれることが多いのですが、それはトライアスロン=アイアンマン、いわゆる鉄人レースというイメージが強いからでしょう。
たしかにアイアンマンに代表されるロングディスタンスは、生半可な覚悟では完走できません。
スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmですからね。そりゃ尊敬もされます。
でもトライアスロンをやると言っても、必ずしもアイアンマンに挑戦する必要はありません。
かく言うわたしも、ロングの大会は出たことがありません。
トライアスロンと一口に言っても、実は色々な距離があります。
マラソンだって、フルマラソンもあれば、ハーフもあるし、10kmがあれば、100kmだってありますよね。それと同じです。
大きく分けると
・スタンダード(S:1.5km/B:40km/R:10km)
・ミドル(S:2.5km/B:80km/R:20km)
・ロング(合計200km超、アイアンマンもここに含まれる)
わたしがメインにしているのは、スタンダードディスタンスです。
スイム1.5km、バイク40km、ラン10km。
その合計距離から「51.5」と呼ばれたりもします。
オリンピックのトライアスロンもこの距離で行われます。
わたしがスタンダードをメインにしているのは、スイム、バイク、ランひとつひとつの距離がそこまで長くないので、仕事をしながらでも工夫次第でそれなりに必要な練習量がこなせるからです。
レースだって合計で3時間もかかりません。つまりフルマラソン走るよりも、時間的にも短いですし、体への負担も分散されるので思ったほどきつくありません(もちろんレース中はゼエゼエ追い込んでますけどね)。
そして、そのスタンダードの半分の距離がスプリントといわれる種目です。
スイム750m、バイク20km、ラン5km。
どうでしょう。なんだかできそうな気がしますよね。
わたしがオススメしたいのは、まずはこの短い距離の大会でトライアスロンデビューをすることです。
なおかつそのスプリントの中でも、スイムがプールで行われる大会を選びましょう。
わたし自身、昭和記念公園トライアスロンという「スプリント×プール」の大会でトライアスロンの世界に踏み込みました。
海で行われるイメージが強いトライアスロンですが、スプリント種目だとプールの大会がいくつかあります。
逆に言うと、それ以上の距離だとプールで行われるものは少ないです。
スタンダードのスイム1.5km以上の距離をプールで泳ぐとなると、大変ですからね(笑)。
トライアスロンやるなら海で泳がなきゃ、という想いもわかります。
たしかに海のレースで泳ぎ切れた時の達成感は格別です!
ただ、それをデビュー戦でやる必要はないですよ、というのがわたしの考えです。
わたしはプールの大会でトライアスロンデビューをはたしてから、次に千葉の館山トライアスロンで海デビューしましたが、初めての海では相当緊張しましたし、パニックになりました。
それでもプールでレース経験があったことが役立ったと思っています。
もし、館山が本当の初めてのトライアスロン大会だったら、完泳できたかわかりません。もしそういう苦いデビュー戦だと、もう一回トライアスロンをやろうとは思わなかったかもしれません。
そうなってしまったら、非常にもったいないと思うんです。
だから、デビューはなるべくハードルを下げて、プールの大会を選ぶのがいいと思うわけです。
それにプールだからってなめちゃいけませんよ。わたしそれでもめちゃめちゃ緊張しましたからね(苦笑)。
(その時の様子については次の記事の回想シーン参照>>「【大会レポート】昭和記念公園トライアスロン2012」)
プールで行われるトライアスロン大会[関東近郊まとめ]
関東近郊で行われているプールで行われるトライアスロン大会をご紹介します。
国営昭和記念公園トライアスロン(東京・立川)
わたしの一押しの大会です。なんと言ってもわたし自身この大会が初トライアスロンでしたから。
気づけばこの大会にもう5回も繰り返し出場しています。
(詳しくは「Mahhyのトライアスロン挑戦日記[大会レポートまとめ]」をご覧ください)
というわけで、この大会の魅力についてはいくらでも語れますよ!
実は、同じ場所で7月と9月に大会が行われます。
スケジュールに合わせて、選べるのもうれしいですね。
日程:7月1日(日)(2018年)
距離:スイム:0.75km/バイク:20km/ラン:5km
会場:国営昭和記念公園特設会場(東京・立川市)
主催:日本トライアスロン連合
参加費:16,000円
特徴:スイムはレインボープールを周回する。
>>公式サイト
日程:9月8日(土)(2018年)
距離:スイム:0.75km/バイク:20km/ラン:5km
会場:国営昭和記念公園特設会場(東京・立川市)
主催:日本トライアスロン連合
参加費:16,700円
特徴:スイムコースは7月大会とまったく同じ。
>>公式サイト
たかはらやまトライアスロン(栃木・矢板)
日程:8月5日(日)(2018年)
距離:スイム:0.6km/バイク:20km/ラン:5km
(オリンピックタイプもあり。スイム:1.5km/バイク:40km/ラン:10km)
会場:矢板運動公園(栃木県矢板市)
主催:たかはらやまトライアスロン実行委員会
参加費:10,000円(オリンピックタイプは13,000円)
特徴:スイムは矢板運動公園内50mプール
>>公式サイト
マロニエトライアスロン(栃木・真岡)
日程:9月16日(日)(2018年)
距離:スイム:0.75km/バイク:20km弱/ラン:5km
会場:井頭公園内特設コース(栃木県真岡市)
主催:栃木県トライアスロン協会
参加費:10,000円(JTU会員は8,000円)
特徴:スイムは公園内プール一周250mを3周回
>>公式サイト
前橋トライアスロン(群馬・前橋)
日程:9月16日(日)(2018年)
距離:スイム:0.5km/バイク:16km/ラン:4km
会場:井頭公園内特設コース(群馬県前橋市)
主催:前橋トライアスロンフェスタ実行委員会
参加費:10,000円
特徴:「日本一やさしいトライアスロン」がテーマ。スイムは50mプールを5往復。
>>公式サイト
プールでトライアスロンデビューできたら、いざ海にステップアップ!
見事プールでトライアスロンデビューを果たしたら、そして見事トライアスロンの楽しさにはまったら、ぜひその後、海の大会に出てみましょう。
先ほども書きましたが、オープンウォーターと呼ばれる海や湖でのレースは、泳ぎ切った時の達成感がまた格別です!
大自然の中をわっしゃわっしゃと泳いでいると、「おぉトライアスロンやってるぜ!」という気持ちが強くなります。
この時はもうすでにプールでトライアスロンデビューを果たしているので、買い足す必要があるのは最低限ウェットスーツぐらいです。
ウェットスーツは、きちんと採寸してもらってフルオーダーで作ることがすすめられていますが、わたしは必ずしもその必要はないと思います。
各メーカー結構豊富にサイズ展開をしているので、既製品でも案外自分に合うものが見つかりますよ。
めちゃめちゃ苦しいとかでなければ大丈夫です。
そして一度プールの大会に出てみて、いろいろと分かったことがあると思います。
元水泳部でスイムは余裕だぜ、という人はいいのですが、もしプールの大会に出てみて自分はスイムが苦手だなと感じたら、セミナーやスクールでスイムレッスンを受けてから海の大会にのぞみましょう。
海で実際に行っている練習会に出るのが一番オススメです。
プールで練習してももちろん泳力はつきますが、プールと海は別物ですので、慣れるという意味でも海で何度か泳いでおくとずいぶん気が楽になりますよ。
トライアスロンは3つの種目をこなさなければいけないので、必要な道具や機材すべてを一度に揃えるとなると、お金もそれなりにかかります。
そういう意味で金銭的なハードル(家族の理解も含めて)も低くはありません。
だからこそ、ウェットスーツのいらないプールで行われる大会に出てみるのがオススメなのです。
それで、さらにはまりそうだな、と確信がもてたら、さらにウェットスーツや必要な道具を買い足して海デビューを果たす。
そうすれば、出費も分散できます。
それに、もし気合を入れて全部一括で揃えてトライアスロンに挑戦してみたものの、考えていた以上にきつくてもうやりたくない、と思ってしまった時、金銭的なダメージが大き過ぎますからね(笑)。
まぁ、やってみたら大抵はまるので、その心配はあまりないと思いますが。
「プール開催のトライアスロン大会まとめ【初心者のデビューにオススメです!】」まとめ
いかがでしたでしょうか。
整理すると、こんな感じです。
・トライアスロンやってみようとちょっとでも思ったら、やってみよう!
・その第一歩は、安全に行えるプールのスプリント大会がハードルが低くてオススメ。
・その後に海の大会にステップアップすれば、出費も分散できてよし。
さぁ、いろんな可能性がひらける第一歩として、ぜひプールの大会に飛び込んでみましょう。
私、AmazonのKindle書籍として
『アラフォーからのトライアスロン』を出版しました!
内容を一言で言うと、館山トライアスロン挑戦記です。
読み終わったら、あなたは必ずトライアスロンをやりたくなる!!
というわけで、ぜひ試し読みしてみてくださいね。
追記:Kindle Unlimitedなら読み放題で読めます。