がっつり風邪をひきましたMahhyです。とほほ。
ほんと嫌ですよね、風邪って。
唾を飲み込むのもつらいほど喉が痛くるし、ぞくぞく悪寒がするし、関節は痛くなるし、頭はガンガン、ズキズキするし、食欲はなくなるし。
あー!一刻でも早く治したい!
風邪を治すためには
栄養のつくものをとれ
とも言いますが、
食欲がない時は無理に食べずに胃腸を休ませるべし
とも言います。
結局どっち!?
これは言うなれば、西洋医学と東洋医学の考え方の違いなのかもしれませんが、そこまで踏み込むと収拾がつかなくなるのでやめときます。
知りたいのは、早く治るのはどっちか?ということだけです。
そこでピンと閃きました。
消化吸収がよくて栄養ばっちり、我らがプロテインを飲んだらいいんじゃないの?と。
がっつり風邪をひいたこの機会に、自分自身で試してみることにしました(転んでもただでは起きないぞ!)。
目次
娘から見事に風邪をもらい発症
いやー、数日前から娘が鼻水ズビズビで、熱も少し出てたんですよね。
それでも子供ってすごいなぁと思うのは、風邪ひいててもなぜか元気いっぱいなんですよね(笑)。
家でわたしがゴロゴロしようものなら、馬乗りになってくるわ、人の顔をもみくちゃにしてケタケタ笑ってるわ。
そうやってじゃれ合ってる間か、もしくは一度吸引器で鼻水を吸ってやった時か、どこかでウイルスをもらってしまったようです。
気づいたら、あれ?喉が痛い…。
娘の食べ残しなどは、気をつけて食べないようにしてたんですけどね。
人にうつしたからではないでしょうが(昔は人にうつしたら治る、とか言いましたよね)、二日間くらいで娘はすっかり回復しました。
風邪をひいている間は、日中は元気でも、夜寝付くと鼻水が苦しいらしく、うなされながら泣いていてかわいそうだったので、ひとまずほっとしました。
次は自分です。
愛する娘を苦しめたウイルスよ、のこのこ我が体内にやってきおったな。
いまこそ鍛え上げた筋肉を震わせ、地獄の業火で焼き尽くしてくれん!
ふるえるぞハート!
燃えつきるほどヒート!!
(ジョジョ第一部参照。うろ覚え…)
というイメージで、おのれを奮い立たせました。
が、
負けました…。
喉の痛みでおさまらず、5月だというのにガタガタ震えるほど寒くなり、頭も重くなる始末…。
はー、見事なほどわかりやすく風邪ですわ。
食欲がなくてもプロテインは飲めるという発見
食欲もなくなってしまい、ポカリをちょびちょび飲むくらい。
それでもちょっとは腹に入れるかと、おかゆを作って少しだけ食べました。
そこで閃いたのです。
プロテイン飲んでみるか!?と。
栄養ついて回復が早まるかもしれない、と思ったわけです。
何といったって、体のもととなるのはタンパク質。
筋肉も、内臓も、髪の毛や爪だってタンパク質が材料となっているぐらいですから、何だか弱った体にも効きそうですよね。
いつもは水に溶かすところを、寒気がするのでややぬるま湯を使いましたが、プロテイン自体は食欲がなくてもすんなり飲めました。
それもそのはず、運動後の体に素早く吸収されるように、プロテインはタンパク質をすでにある程度分解した状態のパウダーですから。
プロテイン摂取後の症状の変化
日中に症状が出始めて、仕事から帰ってプロテインを飲みました。
さて、その後の体調の変化は?
悪寒が激しくなり、厚着をして布団にくるまっていました。
寒く感じるということは、体温が上昇していたことを意味します。
数時間すると、今度は暑くなってきて汗ばみ始めました。
熱が上がり切って、徐々に下がってきたようです。
汗で湿った服を着替えながら、布団もくるまらずに、なるべく熱を放出するようにしました。
寝苦しくてゴロゴロ動いていましたが、気づけばいつの間にか朝。
体調は、やや体がふわつく程度で一気に楽になりました。
問題なく仕事に行くこともでき、ほっと一安心。
さて、これはプロテインの効果だったのでしょうか?
風邪を治すための免疫機能について理解しよう
それを知るためには、風邪というのがどんな状態で、治るまでに体の中でどのようなことが起きているのか、きちんと理解しておく必要があります。
そもそも風邪とは、原因ウイルスが粘膜に感染して、体内で増殖した時におこる諸症状のことを指します。
それらの症状はすべて、ウイルスを体内に排出、もしくは攻撃するために体が起こす防衛反応です。
せき、くしゃみ、鼻水はウイルスを外に押し出そうとする動き。
また、発熱は体温を上げて白血球やマクロファージといった免疫細胞の動きを活発化し、ウイルスを退治しようとする動きです。
体温を上げる指令を脳から受けて筋肉は震えることで発熱量を上げます。
熱が下がるのは、免疫細胞がウイルスを倒したと体(体温を調整する視床下部)が判断した時です。
風邪の時にアスリートが危惧すべきことはカタボリック
以上のことをみると、高熱が出る時というのは、要するに筋肉を使って熱を生み出しているということです。
その筋肉のもととなるタンパク質をプロテインで補うことは、効果があるように思いますが、ちょっと待ってください。
風邪が治るのは、体温が上がって活発になった免疫細胞がウイルスを撃退するから、ですよね。
だから風邪の治りを早くするには、体温の上昇を早めることがポイントになります。
でもプロテインをその時に飲んだからといって、筋肉の動きがよくなって発熱量が増える、とかそういうことはあり得ませんよね。
ということは、風邪の時にプロテインを飲んでも効果が期待できない?
たしかに、風邪の治りはプロテインを飲んでも早くはならなそうです。
でも、飲んでおくべき理由があります。
それはカタボリックの抑制!
ウイルスと戦うためのエネルギーを体は筋肉を少しずつ分解しながら生み出します。
この筋肉の分解作用のことをカタボリックと言います。
カタボリックが進むと、せっかく鍛えた筋肉が徐々に痩せ衰えていってしまいます。
プロテインでタンパク質がきちんと補えていれば、このカタボリックが抑制されるので、風邪でトレーニングができなくてもそこまで著しく筋力が減るという事態は防げることになるのです。
まとめ【プロテインを飲んでも風邪は早く治らない。でも筋力低下は防げるぞ】
残念ながら、風邪を一刻も早く治したいと思ってプロテインを飲んでも、そうした効果は期待できないということがわかりました。
カタボリック抑制という点は期待できますが、正直今回のように一日で回復する程度だったら、プロテインを飲むかどうかは、どちらでもよいと思います。
風邪が長引いて数日にわたってまともな食事がとれないような時には、さすがにカタボリックが心配なので飲んでおくべきかと。
むしろ大事なのは、日頃の筋トレとプロテインによって筋肉量を増やしておくことですね。
筋肉量が増えることによって、体温や基礎代謝が上がり、風邪をひきにくい体になります。
漢方の世界でも、筋肉質で消化機能が強いタイプの人を「実証」といい、風邪をひきにくいとしています。
また、これはわたしの推測ですが、筋肉量が多いほど風邪をひいた時も熱を一気に上げられるので、症状が激しく出ますが治まるのも早い気がします。
あー、しんどかったけど今回はいい勉強になりました。
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