どうもMahhyです。
2017年のトライアスロン(8月うつくしま、9月昭和記念公園)はおニューのレースウェアでのぞみました!
このレースウェアについては、前々からあーだこーだ考えてきました。フロントジップタイプかリアジップタイプか(ファスナーが前か後ろか)。
おおいに悩みました。
目次
わたしが選んだZootフロントジップモデル!
結論から言います。
選んだのは、Zootの上下セパレートのフロントジップタイプです。
じゃーん!かっこいい!!
ちなみにそれまで着用していたのは、2XUのシンプルなデザインのものでした(もちろんフロントジップ)。
え、またフロントジップを買ったの?と思われたかもしれませんが、まぁ聞いてください。
私が、なぜ新たなレースウェアにこのZootを選んだのか。
【ポイント1】ワンピースではなく上下セパレート
トライアスロンウェアには上下セパレートタイプと、ワンピースタイプがあります。
いざ新しいトライアスロンウェアを探そうと思った時に問題となるのが、ワンピースタイプにするか、セパレートタイプにするか、です。
プロ選手は基本ワンピースですよね(そんなことない?)。
だから本格派はワンピース!みたいなイメージがわたしの中であり、憧れてます。
ではなぜ、プロはワンピースなんでしょう。
調べた限りのメリットを挙げてみます。
(1)腹部が締め付けられないので快適。
(2)一体型なので空気抵抗が少ない。
(3)上から下までひとつながりのデザインがかっこいい。
(4)鍛え上げた体型が如実に浮き出てかっこいい。
まぁ、(3)と(4)はそうは思わない人もいると思いますが。
こうしたワンピースのメリットも考慮しましたが、結局私は今回もセパレートにしました。
その理由は、
何と言ってもトイレにいきやすい!
レース直前に用を足したくなることはままあります。
実際去年のうつくしまも予想外に寒くて、レース前に何度もトイレにいきました。
そんな時にワンピースではめちゃめちゃまごつきますし、それが理由でトイレを我慢したらそれはそれでレースに響きます。
アイアンマンなどのロングに挑戦するなら快適性も重要かもしれませんが、スタンダード程度ならワンピースにする必要性を感じません。
またセパレートでも特に腹部が苦しいということもありません(メタボ腹になったら別でしょうが)。
それとセパレートだと、トライパンツの方だけをのちのち練習着として使うことも可能です。
今もお古になった初代レースウェアのトライパンツをローラー練習用によく使ってます。
ロードバイク用のレーサーパンツよりパッドが薄いので、乾くのも早く重宝しますよ。
【ポイント2】半袖ではなくノースリーブ
最近は上腕部まで覆う半袖タイプのトライアスロンウェアが登場し、流行の兆しを見せています。
半袖のメリットとしては、バイクパート時の空気抵抗軽減と、日焼けによる体力消耗の防止、だそうです。こんなやつですね。
ふぅむ。
ロードレースのTTで見かけるエアロワンピースに似てますね。
見た感じ、新鮮です。そこはかとなくスタイリッシュな雰囲気を醸し出すというか。
空気抵抗に関して言えば、TTポジションをとった時に、頭で切った風が流れてくるのが肩なので、そこを滑らかにするのはある程度効果があるだろうことは想像がつきます。
また、日焼けが体力を奪うのは、夏の炎天下で誰しも経験していることですから、その点でも腕を途中まで覆うのはかなり意味があると思います。
でも、わたしはノースリーブにしました!
たしかにアイアンマンなどのロングに挑戦するなら半袖はマストだろうな、と思います。
トータルで2時間半〜3時間程度で終わるスタンダードに対し、ロングはほぼ丸一日かけて行われます。
バイクだけで7時間ぐらい漕ぎ続けるのかな?
うーん、恐ろしや。もはや、同じ競技ではないですね。ロングの完走者はもうそれだけで勝者と言えるでしょう。
そんなロングの競技時間を考えると、そりゃ日焼けも命取りになりますし、空気抵抗のわずかな違いも、総合タイムに影響してくるでしょう。
しかし私は今のところスプリントからスタンダードまでしか視野に入れていないので、そこまで深刻に考える必要もないかな、と(甘い?)。
それよりも肩をバーンと出して、そこにデカデカとナンバリングする方が、トライアスリート見参!て感じでテンションが上がるんです、あくまで私の場合。
そのテンションの高まりの方が、レースを戦う上では効果が大きいはずです。
私はウェットスーツも袖なしのロングジョンタイプなので、仮に袖ありのトライアスロンウェアにすると、ウェットスーツの下から袖だけひょこっとのぞくことになり、どうもそれがちぐはぐな気がしたのもノースリーブを選んだ理由です。気にし過ぎ?
【ポイント3】やや派手なデザインとカラーリング
レースというのは、まさに非日常の、特別な晴れの舞台です。
だから普段着るには躊躇するぐらいの派手なデザインの方が、レースでは映えます。
その点、トライアスロンデビューに向けて初めて買った2XUのウェアは、上は青一色、下は黒一色でちょっとおとなしすぎました。
なので今度買う時は、ビビッドな配色のウェアにしたかったのです。
とは言っても、派手すぎてまったく自分に似合わないと、それはそれで逆にテンションが下がってしまいます。
トライアスロンウェアは聖地コナを意識してか、ハイビスカス柄とか、アロハ~な南国風味の強いデザインが目立ちますが、個人的な好みの問題であまりあっけらかんと原色ばかりの明るいデザインもしっくりきません。
それより、ピリッと差し色の効いた派手だけどどこかクールなデザインの方が好みなんです。
なかなかその条件を満たすウェアがない中で、ようやく見つけたのがこのZootでした。
デジタル化した迷彩柄のような黒・グレーパターンを基調にして、緑がかったネオンイエローが随所にほどこされ、これ着てノロノロは走れないぜ!て感じのシャープさがありますね(はい完全なる主観です)。
よく見ると「DESIGNED IN CARIFORNIA/Limited Edition」とあります。
いまいち限定の意味がわかりませんが、まぁかっこよければ何でもいいでしょう。
そうそう、レースを応援してくれていた妻からは、見つけやすくてよかったとの言葉をもらいました。
これも目立つウェアのメリットですね。
【ポイント4】人とかぶらない
レースではナンバーワンにはなれなくても、せめてオンリーワンの気分にはなりたいものです。
それなのにレース会場で自分とまったく同じいでたちの人を見つけると、なんだかテンションが下がってしまうのは私だけ?
絶対に他人とかぶりたくないなら、オリジナルデザインをオーダーして作るしかありませんが、私はどこかのチームに所属しているわけでもないので、最少発注ロット数の問題であきらめました(さすがに同じデザイン5着とかいらない…)。
ミズノが一着からカラーオーダーを受けているのも見つけたのですが、デザイン的にはシンプルでいくらカラーを工夫しても、自分的にしっくりくるものができなかったのでやめました。
海外通販で日本未発売モデルを買えば、会場でかぶる確率は低くなるのではと思い立ち、Wiggleで探して見つけたのが今回の一着でした。
発想はよかったと思うのですが、私のリサーチ不足で、その後同じものが普通に店頭で売られているのを発見…。
値段はWiggleの方が格段に安かったからまだいいんですけど。
何だ、日本でも売ってたんかい、と…。
で、案の定うつくしまでも昭和記念公園でも、同じウェアを着ている人を最低一人は見かけました…(苦笑)。
まぁ、2017年モデルということなので、そのうちかぶることもなくなるでしょう。
いや、その頃にはもうよれよれになって、また次の一着が欲しくなってるか…。
Wiggleで気に入ったものが見つかればそれが一番です!
【最終結論】着たいものを着るべし!
御存じの通り、2013年にJTUは、スタンダードディスタンス(51.5km)以下のJTU主催公認後援大会においてエイジグループを含めて、前開き及び前ファスナー付きのユニフォームを禁止することを発表しました。
これで世間(トライアスロン界)は大騒ぎ。
当面はファスナーをあけなければ出場可能とするという対応が各大会でとられましたが、こりゃ次レースウェアを買う時は絶対リアジップモデルだな、と私も思いました。
が、それからいくら探しても、上記のような条件を満たすウェアがいっこーーーーーーに見つかりませんでした。
あれから4年たっても各メーカー(主に海外メーカーですが)は、相変わらずバンバンフロントジップモデルを発表しています。
なんで禁止になったものを作り続けてるんだろう、と不思議に思い、アメリカの海外レースのサイトをのぞいてみましたが、フロントジップなら常に上まで締めること、というルールが目につきました。
前開きタイプは絶対禁止とはしておらず、結構ゆるくお願いしている感じなので、メーカーもそこまで本腰をあげていない、というわけなんでしょうか。
ミドルやロングの人たちには関係ない話ですしね…。
メーカーが本腰を入れない以上、いくら待ってもお気に入りの一着に出会えるはずがない!と思えてきました。
そして昨年(2017年)5月にエントリーしていたITU横浜トライアスロン(結局まさかの肺炎でDNSでしたが…)でさえ、要項を読むと前開きファスナーでもきちんとしめていれば参加可能だったことから、あれ、この規則ってそのうち有名無実化するんでない?という気がしてきました(あくまで個人的観測)。
少なくとも、これから数年でリアジップモデル以外は絶対禁止!ということにはならないのではと。
プロでも何でもないんだから、好きなものを着ようじゃないか!と開き直ったわけです。
そうしてリアジップという縛りを捨てて、あらためて見渡すとあるわあるわ色々なデザインが。
そして、今回の一着を見つけたというわけであります。
ま、もちろんこれは、あくまで私の考えです。
願わくば、各メーカーがもう少しリアジップモデルに注力し、選択肢が増えていくことを。
おまけ(惜しくも次点となった候補たち)
参考までに、色々検討する中で候補にあがったウェアをご紹介します。
【候補1】relic(レリック)
バイクウェアのジャパンメーカーとして最近よく見るようになったrelicが、トライアスロンウェアも作っているという情報をキャッチ。
ここのウェアはシンプルなカッコよさがあるので、トライアスロンもいいかもと思い、チェックしてみました。
気になったのは、これ。
3色ありますが、真っ黄色で派手にいくもよし、気合いの真っ赤っかもよし、かなと。
これもフロントジップだなぁ。
二の足を踏んだ理由は、いささかお値段がかさむ…。
生地と縫製にこだわっているのは分かるのですが、上が14,040円、下が15,120円、合計29,160円(税込)ですよ。
き、厳しい。
いや、私だって本気で惚れ込んだら、金額の壁を取っ払うこともありますが、これはそこまでかと言われると、うーん。
着たら分かる良さとかも、あるのかもしれませんけどね。
トライアスロンウェアに着手したばかりなので、ノウハウがどこまであるか未知数なのも、ちょっと気になってしまいました。
【候補2】KAPELMUUR(カペルミュール)
やっぱりメイドインジャパンだね、ということでカペルミュールです。
こちらもバイクウェアでお馴染みですね。広告バンバンうってますし。
正確に言うと、このメーカーのよりレース仕様のLion de KAPELMUURというレーベルから、トライアスロンウェアが出ています。
個人的にデザインが一番カッコいいと思ったのがここのウェアでした。
(『Lumina for Beginners』フリーペーパーより)
白ベースか黒ベースでどちらもスタイリッシュ。
完全に独自の方向性を持っている感じです。
黒の方が渋くてカッコいいのですが、応援する家族から分かりにくそうなのが難点。
逆に白だとビーチクが透けそうな気がする…。うむむ。
あと、引っかかったのが、ジャパンブランドなのに、その名の通りベルギーエッセンスが強すぎること。
別にベルギーに思い入れないしなぁ。
なんか星条旗デザインのウェアを日本人が着ているアンバランスさのようなものを気にしてしまう私です。
お値段も手頃でいいんですけどね。
カッコよければ小難しいことはいいだろ!という踏ん切りがどうしてもつけられず、結局保留。
それからメーカーの公式サイトで製品一覧を見ても、このトライアスロンウェア出てこないんですよね。
新宿のワイズロードに置いてるのを見たことはあるのですが、あんまりメーカーとして力を入れていないような雰囲気があって、大丈夫かいな、と。
ま、こんな感じであーでもないこーでもないと、結構長い期間悩んでいましたが、そういう時間って楽しいですよね(笑)。
私、AmazonのKindle書籍として
『アラフォーからのトライアスロン』を出版しました!
内容を一言で言うと、館山トライアスロン挑戦記です。
読み終わったら、あなたは必ずトライアスロンをやりたくなる!!
というわけで、ぜひ試し読みしてみてくださいね。
追記:Kindle Unlimitedなら読み放題で読めます。