GTローラーフレックス まずは一ヶ月ほど使用した時点でのインプレをまとめました。
GTローラーフレックスを一ヶ月ほど使用しての感想
待ちに待ったGTローラーフレックスが我が家にやってきました。
早速組立。
といっても、えらい簡単だったのですぐ終わりました。不器用な私でも何の問題もありませんでした。
さて、一ヶ月使ってみてやはりいいなと感じたポイントをまとめてみました。
【ポイントその1】見た目がすっきり
このフレックス3は、先代のフレックス2が無骨なステンレスむき出しフレームだったのに対し、白い塗装がほどこされたスチール製になりました。
ちょっと洒落てます。
ザ・工業製品という感じのフレックス2だったら、リビングに置く許可は出なかった気がします。
【ポイントその2】部屋が広くなった!
というのも、GTローラーは前輪をはずして、クイックでフロントフォークを直接固定する形になるので、タイヤ前輪を外した分スペースをとらなくなります。
我が家では、娘が赤ん坊の時からバイクに触らないように、本来赤ちゃんを中に入れるためのベビーサークルで逆にバイクを囲んでいたのですが、そのサークルを少し縮小することができました。
マンション住まいの人にとって、この省スペース性は何より重要かもしれません。
リビングに占めるバイクの圧迫感がぐっと減って、ほんとに快適です。
Before(オリの中のバイク…)
After(サークル1区画分短縮!)
【ポイントその3】すぐ乗れる。
それまでの固定ローラーの時もバイクは基本ローラー台に常時セットしている状態ではあったのですが、トレーニングを開始するためには後輪にローラーを押しつけるためのフットペダルをぐっと押す必要がありました。
ひと手間と言えばひと手間なのですが、GTローラーはそれが必要ありません。
タイヤの空気さえ入れれば(トレーニング条件は揃えたいので空気圧はいつも一定にしています)あとは思い立った時にひらりとまたがれば、即トレーニングできます。
たいした手間だと思っていなかったのですが、なるべくスペースをとらないようにと、壁際までバイクを寄せていたため、フットペダルを押すのも身をかがめて壁と後輪の間に手をもぐりこませてグッと力を入れて押し付けなければいけなかったので、この手間がなくなってみると、なんてストレスフリー!
こういう小さな快適さが、意外に毎日トレーニングを続けていく上では重要になってきます。
【ポイントその4】ほんとに静かだった!
これ、メーカーがうたってるポイントですね。
どれほどのもんじゃろと思っていましたが、ほんとでした。
ただ、ちょっと条件がありました。
初めて乗った時はそれまで使っていた実走用のタイヤ(だいぶ摩耗気味)を履いていたんですが、これだとどうもタイヤの回転音に強弱があってやや耳につく感じでした。
メーカー公式サイトを見ると、ちゃんと対策が書いてありました(以下引用)。
GT-RollerFlexは高精度なローラーユニットを備えています。
このローラーユニットから出る振動は少なく、部屋に伝わる振動のほとんどは、ホイルまたはタイヤが原因です。
ゴトン、ゴトンとタイヤが1周回るごとに1回出る振動は、タイヤの剛性が高いところで発生しています。
ケーシングのつなぎ目で剛性が変化していると推測されます。
• 屋外で使用したタイヤは凸凹が多く、振動の発生源となります。
• 剛性の変化が少ないタイヤを使用する。(効果大)見た目に分からないので、お持ちのタイヤを試すしかありません。
コンチネンタルのトレーナータイヤが比較的剛性の変化少ないです。
というわけで、言われるがままにローラー台専用タイヤ(実走には使えない)「コンチネンタルホームトレーナー」を買ってみました。
あらためて乗ってみると、
おぉ、ほんとに全然静か!
固定ローラーの時に比べて、テレビの音などもだいぶ聞き取りやすくなりました。
\詳しく検証しました!/
これはオススメです!
ひとつ注意点としては、フレックス3は負荷を10段階で選べるのですが、それを最弱にしてバイクのギアをアウタートップに近くしてホイールの回転数を上げる(速度を上げる)とやや振動音が気になる感じでしたので、今は負荷レベル4ぐらいにしてフロントはインナーで回しています。
これならほんとに音は静かです。
もう一つ意外だったのが、ギアチェンジの音です。
それまでの固定ローラーもさすがはミノウラということで、マンションでも十分使える静粛性がありました。
ローラー台を設置しているリビングから2部屋離れた寝室で妻が寝ていても、振動音やタイヤの摩擦音が聞こえることはなかったようです。
むしろ妻が言っていたのは「時々ギアを変える時のガチャっていう音が大きいんだけど」ということでした。
それがGTローラーにしてからは気にならなくなったようです。
おそらく固定ローラーだとタイヤを押しつけているので、チェーンにどうしても負荷がかかった状態でギアをチェンジしなければならず音が大きくなってしまっていたのに対し、後輪がローラーに乗っているだけのGTローラーはきちんと踏み足の力を抜いたタイミングでギアチェンジをすれば、チェーンの引っ掛かりも軽くて音が少なくなったものと思われます。
早朝ローラートレーニングをした後に、起きてきた妻に「今日はトレーニング何もしなかったの?」と聞かれて「いやぁ、バイクで一汗かいた後だよ」とつい自慢げに言ってしまう私です。
【ポイントその5】脚だけが疲れない!
何といっても、これがトレーニングする上では一番のポイントでしょう。
それまでの固定ローラーでは、太股とお尻だけが乳酸でパンパンになっていました。
ある意味、脚の筋トレだと割り切ってやっていたところがあります。
少なくとも脚の筋力がついて悪いことはないはずだと思いましたから。
でも、固定ローラーで以前より重いギアを踏めるようになったにも関わらず、実走ではたいしてスピードアップしていなかったということもありました。
そしてGTローラーに乗ってみてあらためて感じたのは「今までの固定ローラーはやっぱり実走とは別物だったな」ということです。
やっぱりバイクが全く動かずに、ギイコギイコと脚だけでペダルを踏むのは不自然ですよ。
それだけGTローラーは漕いでいる感じが自然なんです。
トレーニングが終わっても脚だけが疲れているという感じがありません。
おそらく体幹なども使ってうまく分散できているんでしょう。
これなら普段のトレーニングがローラー台一辺倒でも、たまに実走がはさめればそこまでバイク勘は鈍らないんじゃないかな、と期待できます。
ミノウラの固定ローラーを売ってみた
そうそう、長年お世話になったミノウラの固定ローラー(V270)ですが、狭い我が家には使わないローラー台をしまっておくスペースはないため処分することに。
中古買い取りをしてくれるところをネットで探して、結局リサマイにお願いしました。
出張買い取りでお願いすると自宅までスタッフの人が来てくれて、その場で査定。
状態やその時の在庫状況や相場などで価格は変動するのでしょうが、うちのローラー台は3000円で引き取ってくれました。
これが高いか安いかよく分かりませんが、だいぶ使用したもので少しでも金額がつけばいいなぐらいのつもりでしたので、金額交渉などはしませんでした。
少しはGTローラー購入の足しになったかな。
まとめ
以上がひと月ほどGTローラーフレックスを使った時点での感想です。
この時点で7万円という大枚をはたいた価値は十分にあるなと感じました。
それからは30分テスト走から割り出したメディオ相当のゾーン3で20分というトレーニングを、平日なら1本、休日なら2本やる、というメニューを中心にやっています。
これでバイク力アップは間違いなし!
私、AmazonのKindle書籍として
『アラフォーからのトライアスロン』を出版しました!
内容を一言で言うと、館山トライアスロン挑戦記です。
読み終わったら、あなたは必ずトライアスロンをやりたくなる!!
というわけで、ぜひ試し読みしてみてくださいね。
追記:Kindle Unlimitedなら読み放題で読めます。