筋トレとパフォーマンスの関係性。
ついに、この話題に触れてしまいました(笑)。
何らかのスポーツを行う者にとって、これは永遠の命題ではないでしょうか。
先に断っておきますが、そんな深遠なテーマに対して、一介のホビーアスリート(成績も中の中)である自分がズバッとした答えなど出すことはできませんので、あしからず。
とりあえずラン、バイク、スイムなどの持久系種目に限っての話となります。
筋トレ肯定派、否定派の意見まとめ
筋力増加を目的としたトレーニング、いわゆるひとつの筋トレ。
この筋トレが持久系種目のパフォーマンスアップにつながるのか否か。
これについては、識者の間でも様々な意見があるようです。
ソースをひとつひとつ挙げることはしませんが(というか覚えていない)、私が今まで本やネットで目にしたものを以下にまとめてみました。
[肯定派]
・より速く動くには、より筋力をつけるしかない。
筋力がない方が速く動けるなんてあり得ない。
・最大筋力がアップすれば当然余裕度を感じる負荷の度合いもあがる。
・ただ走っていても、心肺機能と筋力は同じペースで向上しない。
心肺機能の方が先に向上するので、そのままでは脚がついていかず故障する。
なので筋トレで補うべき。
・各部位を鍛える筋トレは、個別の筋肉への意識が高まるので、運動時にも筋肉の使い方が上手くなる。
[否定派]
・体の動きが鈍くなる。
・筋肉が発達すると、関節の可動域が狭くなる。
・筋力アップに効果的な、いわゆる筋肉に効かせる負荷のかけ方は、言い換えれば筋肉をうまく疲れさせるやり方。なので筋トレをやればやるほど、筋肉はすぐ疲れるようになる。
・重心を固定して力を発揮するような動きは、実際の種目ではあり得ないので意味がない。
・持久系種目で主に動員されるのは遅筋。筋トレは速筋。鍛える筋肉が違う。
・自然界で驚異の身体能力をみせる動物たちは筋トレなんてしない。だから必要ない。腹筋が割れてるチーターはいない。
[中間派?]
・マシーンを使った体を固定して行う筋トレは効果がないけど、腕立てや懸垂など自重を使った筋トレなら効果がある。
・体幹トレだけは効果がある。
・高負荷で回数少なめの筋肥大を目指す筋トレはだめだけど、低負荷で回数多めの筋持久力を目指す筋トレは効果がある。
と、まぁどれがほんとか分からなくなるほど、色んな意見がありますね。
いま、これらの意見をひとつひとつ検証することはしません。
筋トレの効果があるかないか答えはもちろんひとつではない
スポーツ競技全般において、必ずしも筋力がすべてではない、ということに疑問をもつ人はいないでしょう。
それなら、ボディビルダーが何をやらせても一番、ということになってしまいますからね。
問題は、はたして筋トレはまったく効果がないのか、多少は効果があるのか、それとも逆効果なのか、が分からない点です。
これに関しては、個人差が相当大きいと思うので、一概には言えないのではと思います。
筋肉がつきやすい体質の人は、走り込みをしただけで必要な筋肉がつくかもしれませんし、その逆もまた然りで、補強で筋トレしなければバランスが崩れる人もいるかもしれません。
ですので、あの有名選手が効果がある、と言ったからといって、それがそのまま自分にあてはまるかはやってみないと分からないわけです(やらない理由にはならないので、少なくともやってみるべきとは思いますが)。
そこで翻って自分はどうなのか。
わたしは、腕立て、懸垂、腹筋ローラー、クランチ、プランク、スクワットなどをやってはいますが、正直これらによってパフォーマンスがアップした、走るのが速くなったと実感したことはありません。
かと言って、逆にそのせいで遅くなったと感じたこともありません。
特異性の原理とよく言うように、ランならラン、バイクならバイク、スイムならスイムの練習をすることが当然ながらタイムアップのための最も効果的なトレーニングだと思います。
え?じゃあなんでお前は筋トレをやってるのかって?
うーん、そう言われれば何ででしょう。
しいて言うならそれはレース時の自信になるからですかね。
これだけ毎日筋トレを重ねてきたんだ、という事実。
そして腹が引き締まり、上半身やケツ、太ももにそれなりに厚みが出た体。
レース本番、ともすれば弱気になりそうなところ、こうしたものが案外心の拠り所になるものです。
結論:かっこいいボディはいくつになっても男の憧れってことで(笑)。
筋トレはレース時に自信をつけるため?
待てよ。本当か?
自分でそう書いてみたものの、何か言い訳っぽい気がしますね。うむむ。
せっかくトライアスロンやってるんだから、どうせならかっこいい体になりたい!
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法
うん、こっちの方がしっくりくるな(照)。筋トレしたせいでタイムがよっぽど遅くなるとかならまだ考えますが、そうでないなら、人様に「トライアスロンやってます」と伝えた時に「え、その体型で?」と思われるのではなく、「あーなるほど、それでいい体してるんだね」と納得してもらえるような体になりたいんです。はい。
だから、私は毎日せっせと筋トレをしているんです、どうやら。
なんと突き詰めたら、わたしが単なる自意識過剰のオッサンだった…、という結論になってしまいました。
有益な情報を期待して最後まで読んだ方ほんとうにすいません…。
今後本気で、自分を実験台に筋トレとトライアスロンのパフォーマンスの関係性を探っていきますので、またいずれあらためてご報告するということでどうかお許しを。
追記:
その後の実験その1「エニタイムフィットネス入会【トライアスロンのためのフリーウェイトの第一歩】」
その後の実験その2「パーソナルトレーニングの料金は高い!でもやってみた!【ブレークスルー効果を目指して】」
私、AmazonのKindle書籍として
『アラフォーからのトライアスロン』を出版しました!
内容を一言で言うと、館山トライアスロン挑戦記です。
読み終わったら、あなたは必ずトライアスロンをやりたくなる!!
というわけで、ぜひ試し読みしてみてくださいね。
追記:Kindle Unlimitedなら読み放題で読めます。