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親になって見方が変わった映画【ジブリとディズニーのあの名作】

更新日:

どうも。アンパンマンのキャラクターにやたら詳しくなりつつあるMahhyです。

アンパンマンに限らず、子供ってアニメが大好きですよね。
3歳の娘も、ミッキーやらムーミンやらピングーやら毎日毎日よろこんで観ています。

(「現行のピングー(in ザ・シティ)になじめないのは私だけ?」)

で、自然とわたしも娘と一緒に、ディズニーやジブリなどの昔みたアニメ映画を観たりするのですが、自分でも驚くほど心に響くポイントが変わっていました。

というわけで、親になって特に見方が変わった映画についてご紹介したいと思います。

開始5分で涙腺崩壊!『魔女の宅急便』

 

いわずと知れたジブリの名作アニメ『魔女の宅急便』
女の子目線のお話なので、少年だったわたしにとってはジブリの中でとくに好きというわけでもなかった作品です。
まぁそれでも、何度もビデオを観ていましたが。

しかし、娘が生まれてから金曜ロードショーで放映されていたのを観た時、今まで何度か観ていながらほとんど記憶にも残っていなかった冒頭のシーンで、思わず泣いてしまいました。

あらすじ

ご存じの方がほとんどだとは思いますが、簡単なあらすじを。

13歳になった魔女の子キキ。古いしきたりによって、両親のもとをはなれて一年間の修行に出ることになります。
田舎を出てキキがたどり着いたのは、もう魔法や魔女は人々から忘れ去られているような近代的な港町でした。
そこでキキは自分に何ができるのか模索し、自分ができる唯一の魔法「空を飛ぶ」ことをいかした、宅急便を始めることにします。
不器用だけどひたむきなキキには、少しずつ理解してくれる人が現われます。スランプに陥って空を飛べなくなったキキを見守ってくれる友人もできます。
落ち込んだり怒ったりしながらも、そうした人々との触れ合いの中で(恋とも呼べないような淡い男女の交流も)キキは自分を確立し、少しずつ大人になっていくという成長譚です。

脇役父のつぶやきで号泣

キキの旅立ちは突然でした。
奔放な彼女は、急遽思い立ってその晩に旅立つことにしたのです。

週末に家族みんなでキャンプに行こうとキャンピング道具一式をもって帰ってきた父は、そのことを告げられ驚きあわてます。

正直ここら辺の冒頭シーンは子供の時にはほとんど琴線にふれることがなく、スルーしていました。
わたしの記憶の中では、ホウキに乗ってキキが旅立ち、テーマ曲の「ルージュの伝言」が流れ始めるあたりが映画の始まりになっていました。

でも、あらためてみるとこの冒頭にすごい素敵なシーンがあるんですよね。

(開始5分ぐらいのところ)
自分の部屋で母に正装である黒い服を着せてもらい、旅立ちの支度がととのったキキ。
そこへ父が入ってくる。入れ替わりに母は出ていく。

キキ「お父さん、あのラジオちょうだい!」

父「とうとう取られたな(笑)」 

そんなやり取りをしてから、父はキキのベッドに腰をおろし、やさしくキキを見つめます。父「どれ。わたしの小さな魔女を見せておくれ」

照れくさそうにクルクルと回ってみせるキキ。

父、満足そうに
「母さんの若い頃によく似てる」

キキ「おとーさん!ねぇ高い高いして!小さい時みたいに!」

父「よーし」

踏ん張ってキキを持ち上げてから、ギュッと抱きしめる父。
キキもギュッとしがみつく。

父「いつの間にこんなに大きくなっちゃんたんだろう…」

はい、ここでわたしもう涙腺崩壊です。

このあと「うまくいかなったら帰ってきていいんだよ」「そんなことになりませんよーだ」というやり取りに続きます。

「いつの間にこんなに大きくなっちゃんたんだろう…」とぼそっとつぶやく父親のセリフが最高ですね。
「大きくなっちゃった」という部分に、もっと娘といたかった、まだまだ小さいままでいてほしかった、そんな娘の旅立ちを受け止めきれていない父親のせつない気持ちがにじみ出ているように思います。

これは子供の親離れのストーリーであるとともに、親の子離れのストーリーでもあるということですね(母親も最初に「13歳で独り立ちなんて今の世には合いませんわ」とか、自分を棚に上げて愚痴っているので、やはり子離れできていないことが分かります)。

あー、いま3歳の娘もあっという間に大きくなるんだろうな。
今のうちにたくさん遊んでおこう!

何度見返しても、出てくる人々が温かくて、じんわりする映画ですね。




おぞましくて二度と観たくない『塔の上のラプンツェル』

 

そんな親になってあらためて心にぐっときた映画がある一方で、もう二度と観たくないと思ってしまった映画もあります。
それがディズニー映画『塔の上のラプンツェル』

まぁ、これは正確に言うと、親になって見方が変わったというわけではなく、親になって初めて見たものなんですけどね。
感想は、とにかく胸くそ悪い、の一言…。

あらすじ

これもご存知の方が多いはずですが、一応あらすじを。ネタバレ含みます。

深い森の中、高くそびえる塔の中に暮らす娘ラプンツェル。
母から外は危険だと言われ、18年間塔から一歩も出ずに生活をしてきた。
必要なものはすべて母が買ってくる。そんな閉ざされた生活こそが安全で幸せと教え込まれてきたラプンツェル。
しかし、塔の外の世界への興味は日増しにつのるばかり。とくに自分の誕生日になると、毎年遠くの空にあらわれる無数の光を不思議に思っていた。
ラプンツェルは、18歳になったのを機に外へ出たいと意を決して母に切り出すが、あえなく却下される。
しかし突如迷い込んできた泥棒の男と出会い、その男の力を借りて外の世界へ飛び出すラプンツェル。そして自分の真実を知ることとなる。

(ここからはネタバレ)
その真実とは、自分は本当は国王と王妃の娘、つまりプリンセスであったということ。
母親だと思っていた女ゴーテルは、ラプンツェルの髪に宿る魔法の力(不老)を目当てに、生まれたばかりのラプンツェルを誘拐し、監禁していたということ。
最終的にラプンツェルはゴーテルから解放され、お城に戻って幸せに暮らすことになり、めでたしめでたし。

子供は盲目的に親を信頼し愛してしまう。だから育てる者には責任があるんだ!

この『塔の上のラプンツェル』もまた、子供の親離れをテーマにした物語と言えます。
特に核家族化した現代に増えたという、子供を自分の監視下に縛り続ける「毒母」をうまく表現している、とかいう映画評も見かけます。

わたしはそんなことよりも、

自分が不幸だということにも気づかせてもらえず、むしろそれを幸せだと信じ込まされる子供の姿。

これだけでもう気持ち悪くなって、見続けられませんでした。

もちろん不幸な娘が幸せなお姫様になるお話というのはディズニーの定番です。
でもそれとラプンツェルは決定的に違うところがあります。

シンデレラは継母にいじめられていますが、そんな自分が不幸だと分かって嘆いているからいいんです。
ラプンツェルは自分が不幸だということを知る機会さえ与えてもらえないんです。

冒頭の塔の中で楽しそうに歌いながら掃除をしたり、絵を描いたりするシーンは、あとでその境遇を知ってしまうと哀れにしか見えません。

塔の外に出てみたい、という気持ちを、母(実は誘拐犯)に心配かけないように、母を傷つけないように切り出すにはどうしたらいいか、ラプンツェルがあれこれ悩むシーンも見るに忍びないのです。
だって、本当なら塔に押し込まれている方が間違っているのに、ラプンツェルの方が罪悪感すら覚えて悩んでいるんですよ。

そう、このようにラプンツェルは誘拐犯ゴーテルを母と信じ切って、信頼し、身を任せて生きています。

ラプンツェルにとっては、たった一人しかいない母親。娘はその相手を信頼し、愛することしかできません。相手は自分の若さを維持するためにラプンツェルを手元に置いているだけなのに。

それを見て感じたのが、子供を育てる者はみな、一歩間違えばその子の世界を牛耳ることもできるほど大きな影響力を持っているということ。

子供はこっちが何もしなくても無条件に親を頼ってきます。

それをいいことに、子供のためと言いながらも、自分の言うことを忠実に聞くように育てるのでは、ゴーテルと一緒です。
計り知れない影響力があるからこそ親には重い責任があるのだという、ごくごく当たり前のことを再認識しました。

そして子供には親を愛する権利とともに嫌いになる権利だって与えなければいけないな、そういうたくさんの選択肢を与えることが大事だな、と思ったわけです。

毎晩風呂を嫌がって逃げ回っては、風呂当番のわたしに向かって

「パパだいきらーい!!」

と罵声をあびせる娘は、これはこれで健全なのかな、とも思いました。

ちょっと違うか?

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やはり人間、境遇が変わると同じ映画を観ても感じ方は変わるものです。

わたしの場合は、どちらかというと娘が生まれたから、今回挙げた二つの映画に良くも悪くも心が動かされたといえます。

きっと男の子だったら、また違ったんでしょうね(おそらく、そもそもお姫様ものは観ないでしょう)。

でも、「魔女の宅急便」のようにいい映画って、ストーリーは知っていてもその世界に入りたくて、何度でも観てしまうものですよね。

これから娘にも色々な映画を見せてあげたいなぁと思います。

 







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